【業界・職種別】RPAの成功事例10選|大手銀行から製造業まで

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    最近、テレビを見てたらあさイチでRPAが特集されたり、本屋に行けばRPAのムック本が売られてたりと、今何かと話題のRPA。

    しかし、「RPAって最近よく聞くけれど、なんなのかよく分からない」「業務の自動化っていうけど、結局プログラミングする人じゃないとできないんでしょ?」という人も多いのではないでしょうか。

    そこで今回は知ってよく分からないRPAの仕組みや導入事例を徹底解説していきます。

    RPAツールは製造業や地方自治体、金融業界などで導入が進んでおり、従来の業務を劇的に効率化することに成功しています。
    特に金融業界ではRPAツールの導入が急速に進んでおり、三菱UFJファイナンシャルグループ(MUFG)ではすでに合計2万時間の業務を自動化させることに成功しています。

    また、人事業務、経理業務、営業業務においてもRPAツールを活用することができます。例えば、見積書作成、スケジュール調整、帳票発行業務、経費精算業務などの分野で活用することができます。

    本記事では、食品メーカーの経理部の事例など実際にRPAツール導入した企業の事例を交えながら、解説いたします。

    そもそもRPAとは?AIと何が違うのか?

    RPAと聞いたことがあるけど、実際に何ができるのか?
    AIとは何が違うの?

    そんな疑問を持ったことのある方も多いのではないでしょうか?

    RPAとは一定のプログラムに応じて、作業を自動化するものを指します。
    RPAとAIの違いを一言で表すと、「自己学習能力」の有無です。

    詳細な解説は下記記事でしておりますので、ぜひご覧ください

    参考記事:RPAとAIの違いは、自己学習能力である。具体例で解説

    また、RPAが役立つ、効果があるのはわかっても実際に使わなければわかりませんよね?
    実は無料から利用できるツールもいくつかございます。

    下記記事では、実際に筆者がつかった体験談を掲載しています。

    業界人がおすすめ!RPAフリーソフト4選を体験談付きで紹介

    RPA導入速度が速い金融業界での4つのRPA導入事例

    金融業界は三大銀行全てRPAを導入しており、業界全体で積極的にRPAを活用しています。労働集約型産業ですのでRPA導入の影響力は大きいといえます。

    三井住友銀行:RPA活用で1500人分の余力を生み出す。今後はグループ全体でのRPA活用を進めていく。

    2017年11月から三井住友銀行は日本IBM社が提供するRPAを活用し、紙帳票のデータ化を自動化させています。このRPA導入によって三井住友銀行がRPAを200業務に適用へ―大手コンサル4社がUiPathを導入

    三菱UFJフィナンシャルグループ:3大銀行で最もRPA活用が進んでいる。自社開発も行っている。

    三菱UFJファイナンシャルグループ(MUFG)は他行に先駆けてRPAを導入しています。既に、約20業務で合計2万時間の作業を自動化させています。

    特にコンプライアンス部門での実用化が銀行にとっても大きなメリットがあります。

    様々なデータベースや記録にアクセスし、証跡を残さなければならない業務では、複数回システムへのログインや、データの移動を行う必要があります。従来は熟練の行員に頼っていましたがRPAで自動化に成功。結果、専門業務に従事する社員の6~7割の仕事を自動化することができています。

    MUFGは今後国内ではリテール部門や法人部門の効率化をRPAを用いて行う予定です。海外ではアジアや欧米の海外拠点の効率化を進めていくそうです。

    参考サイト:三菱東京UFJ銀行が可能性を拡げる、金融機関でのRPA導入による業務効率化

    みずほ銀行:出資先のベンチャー企業と提携してRPA活用を推進中。業務の8割自動化が目標。

    みずほ銀行はみずほ銀行が出資するBlue Labとシグマクシスが共同で開発、AIベンチャーのギリアの深層学習用開発ツールを利用し、手書き帳票の読み取りと入力を自動化するRPAシステムを既に導入中。2018年5月に実証実験に成功しました。今後実用化を進める予定です。

    口座振替依頼書とは電力やガス、インターネット接続サービスなどの事業者との契約時に、金融機関の支店番号や口座番号、氏名を記入して銀行口座からの振り替えを依頼する帳票です。みずほ銀行が1年間に扱う依頼書は500万枚に上ります。

    現在は事務センターのスタッフが帳票から必要な情報を読み取ってキーボードで入力する作業を繰り返し行っています。従来、人間が行っていた業務の8割がRPAの導入により自動化できる想定です。

    参考サイト:AIやRPAで帳票処理を自動化する「AORソリューション」みずほFGが開発

    楽天カード:RPA活用で従来の1/4に業務時間を短縮。

    楽天カードのシステム運用部従来はカード決済システムからログを抽出し、データ加工、分析作業を行う必要がありました。サービス維持のためにハンドオペレーション作業になり、非日常的とはいえ200種類に及ぶ作業がありました。例えば ExcelではファイルAからファイルBに転記する作業などです。

    しかしNTTデータのWinactorによるRPA導入により従来の1/4に作業時間を短縮が可能になりました。また従来は限定されたログでのみ分析を行っていましたが、RPA導入により全てのログをデータ分析の対象にすることが可能なため、より精度の高い分析ができるようになりました。

    参考サイト:楽天カードがWinActorを導入。RPAで未来トレンドを手に入れた?

    経理業務を大きく効率化するRPA事例

    経理業務は比較的にRPAに代替するイメージがつきやすいかもしれませんね。

    以下、全てRPAで自動化することができる業務です。

    ◆RPAツールにより効率化できる経理業務

    • 帳票発行業務
    • 経費精算業務
    • データの突合業務
    • 報告書作成

    次に、実際にどのように業務を自動化しているのか図を使って解説していきます。

    経理部門の代表的な業務である経費精算のRPA導入前後をみていきます。

    以下の図は食品メーカーのB社のRPA導入前後を図にしたものです。
    RPA導入前は、紙媒体で経理に申請されます。経理担当者は、それら全てを確認し、不備があるものは再申請をお願いします。月末になると、経理部門はプレミアムフライデーであっても月末であったら残業せざるを得ませんでした。

    RPA導入後は、RPAが経費精算システム、会計システムを管理しているので、経理担当者自身が経費申請の不備を確認する必要はありませんし、複数のシステムを扱って入力を繰り返す必要もありません。B社はRPAを導入したことによって月末でも月初と同様に残業をする必要がなくなりました

    日立

    日立ソリューションズ事例参照して筆者作成

    一件あたりの処理時間は10分です。この作業に慣れている従業員ならば迷いなく処理できるかもしれませんが、新入社員や異動、また中途採用の従業員は慣れるまでに時間がかかったそうです。

    また、いくら慣れている社員でも長時間同じ作業を繰り返す必要があるので、目の疲れや肩のこりを訴える方もいました。更に、この事務作業に時間を追われて営業成績を分析したり、今後の営業方針をたてたりという時間が満足にとれないでいました。

    しかし、RPA導入後は、全ての作業をRPAが自動で行ってくれます。そのため、従業員は確認作業をするだけで済み、単純作業から解放されました。また、従業員が常にシステムに張り付いている必要がないため、営業成績の分析や戦略を練り直す時間もとることができるようになりました。

    参考サイト:ロボットと人の未来、正しい知識で「RPA」を使いこなし、「働き方改革」を加速する

    人事業務を大きく効率化するRPA事例

    人事領域であってもRPAが活躍する業務は様々です。

    ◆RPAツールにより効率化できる人事業務

    • 従業員の勤怠管理
    • 採用管理
    • 給料計算

    次に、実際にどのように業務を自動化しているのか図を使って解説していきます。

    以下はIT広告C社で導入された採用管理システムにおけるRPA導入前後の図式です。

    PRA導入前は、C社は自社サイト、大手採用サイト複数と様々な募集媒体に応募が来る度に採用管理システムに人事担当者が応募者の情報を入力していました。また、面接前日には採用管理システムから面接担当者にリマインドのメールを送っていました。一連の作業を人事担当者が手作業で行っていた時は月約10時間かかっていました。

    人事担当者が手作業で行っている場合、情報入力漏れがあったり、前日リマインドをし忘れることがあったりと様々な不備があり、人事担当者は不備の修正にも時間を割く必要がありました。

    しかしRPA導入後は、全てRPAが自動で行うため、情報入力漏れや前日にリマインドをし忘れることもありません。そのため、本来の情報入力の時間は約月10時間かかっていたところから約月30分に短縮されたほかに、不備を修正する手間も減りました。その結果、人事担当者は人事戦略に余った時間をあてることができているそうです。

    参考サイト:採用ロボット(RPA)革命

    そもそもRPAって一体なに?

    RPAとは従来人間の作業を代替してくれるシステム

    PRAとは、「Robotic Process Automation(ロボッティック・プロセス・オートメーション」の略語です。

    従来人間が手作業で行ってきたデータ入力や伝票入力などの「長時間煩雑で同じ作業が続き、しかも正確に行わなければならない作業」をパソコンのソフトウェアが代わりに行ってくれるというものです。

    そのため、働き方改革の一環で労働生産性を高めるためにRPAに焦点があたっています。

    RPA

    出典:総務省,2017

    RPAが向いている3作業

    RPAは、人間が苦手で機械が得意な「長時間煩雑で同じ作業が続き、しかも正確に行わなければならない作業」を代替するシステムと書きました。

    これらの特徴を3つにまとめるとこうなります。

    1. 情報が全てパソコン上に存在するもの
    2. 定期的に行う必要があり大量のデータを扱うもの
    3. 処理方法や判断規則が明確になっているもの

    みなさんも、ルーティン作業をしていてこれ機械がやってくれればいいのにと思ったことは一度ならず幾度もあると思います。RPAはまさにそのようなルーティン作業を代替してくれるのです。

    PRA導入方法

    STEP.1 : 自動化させる業務の棚卸を行う

    「この業務自動化させたいな」と思っていきなりRPAを動かすことはできません。RPAで業務を自動化際には「業務のどの部分をRPAに任せるのか」を明確にする必要があります。そのため、RPAを動かす前に業務を見える化させる必要があるのです。

    STEP.2 : 業務の取捨選択を行う
     「実はこの業務引き継いだからなんとなくやっているだけだった」というようなことはありませんか。使いもしないデータや資料を作成しても無駄です。見える化させた業務が本当に行う必要があるのかどうかを検討しましょう。

    STEP.3 : RPAで自動化させる
    RPAでの自動化には様々な種類があります。自動化させたい業務に適したものを選びましょう。

    まとめ

    本記事をまとめると下記3点となります。

    1. RPAは金融業で積極的に、次に製造業で、更に自治体でも導入され始めていおり、今後もRPAの活用事例は増加する。
    2. RPAは営業や経理以外にも人事などあらゆる業務の中で活用されている。
    3. RPAとは人間が苦手で機械が得意な「長時間煩雑で同じ作業が続き、しかも正確に行わなければならない作業」を代替するシステム

    下記のような記事もございます。ぜひご覧ください。

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